Sweet Garden

縁切り

2024年02月07日(水)06時31分

 

外構工事をする上で気を付けること、その内の一つは境界です。 

境界を越境しないことはもちろんなんですが、今回の写真の現場は隣地にブロックがすで積まれており、お隣と高低差があって、こちらの敷地内の土を隣地ブロックを土留めとして使う、というケースがたまにあります。 

基本的には敷地の高いほうが土が低い土地へいかないように土留めを作るのですが、今回のように低い土地が先に工事をしたり、本来は同じ高さの土地で造成されているのに事情があり敷地内の土を高くして建築することがあります。 

すでにブロックがあるから土留めとして使って問題ないのでは?と思われるかもしれませんが、そこは人それぞれで気にしない人もいれば気になる人もいらっしゃいます。今回は10~15㎝程度お隣より土地が高いのですごい土圧がかかることもないのですが、こういったケースで隣人とトラブルになるケースが雨が降った後などに土が接している部分がいつまでも濡れたようになる、ということです。 

雨が止んでしばらく経つのにブロックの下のほうだけいつまでも濡れているな、何でかな、と思って色々見ているとどうも隣の土がブロックに接しているからだ、と気付いたときに「うちのブロックに土を被せるな」となるわけです。 

そういったトラブルにならないように本来は敷地内に土留めを作るべきなんですが、10㎝ぐらいの為にコンクリート基礎を作るのも費用が勿体ないですし、お互いがブロックとフェンスを作るの仲が悪いのか?と勘違いされてそうですし、そもそもダブルで作る必要もあまりないのでお隣のブロックをそのまま使わせていただくことがあります。 

そのような時は出来るだけ配慮をして写真のように緩衝材を挟んで土や砂利を入れるようにしています。今回はゴム製の板材を使って出来るだけ湿気が隣地側に出ないようにしました。 

こういったところまで気を遣う会社はほとんどないと思いますが、スウィートガーデンではこういう細かい所にも配慮しながら工事を進めています。と言っても気付かないときもありますので気になることや忘れてるんじゃ?と思ったら教えてくださいw

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