2016年04月07日(木)09時00分
2年半ほど前にご相談を受けていたY様邸のお庭リフォーム。
大筋で内容は決まっており、あとは最終の詰めを、という段階だったのですが、ご家族のご病気などもあり少し時間が空いてしまいました。
コニファーと芝生が中心の素敵なお庭なんですが、コニファーを植えてくれた当時の職人さんが土を少し掘ったらガラ(コンクリートの塊や石ころなど)がいっぱい出てきた、と言われたのが気になっていたようで、コニファーや芝生の生育が悪いことの原因では、と考えておられました。
コニファーの枯れてしまっている部分は簡単には戻らないので今回、思い切ってコニファーの植え替えと芝生の張り替え、その他の樹木についてもリフォームすることにしました。
一番下の写真は駐車場部分で、人の往来も激しいところなので芝生の痛みが一番大きかったところです。お庭のほうはそれほど悪い状態ではないと思うのですが、以前に比べると元気がないということでした。
状態の悪いコニファーは植え替え、芝生は土壌改良をしっかり行って省管理でいけるTM9に、また残す樹木は土壌改良を行うことにしました。
リフォーム前のコニファーはどれも高さが同じで、どちらかと言うと変化に乏しい、動きの少ない落ち着いた感じでした。最初から大きいコニファーを入れると値段が高い、というのもありましたが、既存のコニファーを生かして、少し背の低いコニファーを入れてみると、動きに変化がある、メリハリのついた印象になりました。
芝生のほうはスウィートガーデンでは標準仕様の5cm程度の土を掘り返し、土壌改良剤を混ぜて整地、そして芝張りを行いました。心配された土の状態でしたが、数か所を数十センチ掘ってみましたが心配されたガラは出てこず、きれいな花崗土が入っていました。
花崗土というのは最初は目が細かく、通気性や排水性に優れた土なんですが(肥料分はあまり含んでいない)、人が歩いたり、雨が降ったりしていくと徐々に締め固まってきて、通気性も排水性がとても悪くなってしまいます。
Y様邸では芝刈りや肥料はあげるが、エアレーションや根切りなどはしたことがない、という事でしたので、芝生の生育が悪いのは土が締め固まり、また芝生の根っこも多くなってきて根詰まりに近い状態になっていたのが原因だと思います。
芝生や植物は生きていますので、適切な管理が必要、ということですね。
と言ってもやはりどうすればよいか分からない、という人がほとんどだと思いますので、遠慮せずに専門家であるスウィートガーデンにご相談くださいm(__)m
Y様邸の芝生が青々としてくるのは約1カ月後ぐらいですかね~。それまで水やりが少々大変(2日1回、たっぷりと)かもしれませんが、簡易のスプリンクラーを使うなど、無理をせずに水やりを行ってください。
ではまた青々とした頃にお邪魔したいと思います!