2016年03月05日(土)06時59分
フラット屋根の2台用カーポートがとてもカッコイイU様邸です。
弊社の最近お客様の傾向としてシンプル、モダン、平屋、などといったキーワードの住宅を建てられたお客様からのご依頼が多くなってきています。必然的にスッキリとした納まり、直線的なイメージとなり、見た目はシンプルだけど生活する上での配慮や動線などはしっかりと考えられたプランになっております。
こうやってブログに記事にするときに改めて施工前と施工後の写真を見比べるとエクステリア、ガーデン(庭)、というものを作ると家のの外観イメージ、価値がものすごく向上することに気付かされます。
「想像よりお金がかかるんですね」とよく言われるエクステリア工事(特にアルミ商品が…)ですが、予算とデザイン、そして数年後、数十年後も見据えてプラン致しますので、まずはご相談ください。
さて、少し話しがそれましたが、U様邸の施工例をごらんください。
ちょっと写真の撮り方が悪いのですが、着工前です。
車を3~4台とめたい、という事だったので建物の前と横はすべて土間コンクリートに。車は一家に一台、ではなく一人に一台が当り前になってきている今は、最低でも2台の駐車スペース、来客用に、将来の子供用に、と考えると3~4台のスペースを確保しようと考えるお客様が増えてきております。
玄関ポーチから左右に降りれる階段があり、正面は元々縦格子のフェンスで目隠し&落下防止をしようとU様が考えておられたようで、アルミの木目調縦格子フェンスを持ってきました。
カーポートは間口が5.4mのサイズを設置しようとするとギリギリの寸法で、建物外壁についているメーター類の厚み、窓の開閉なども考えないといけません。現地で寸法を測り、間口は問題ないことが分かり、メーター類もロング柱という通常の柱より背の高いものを使えばクリアできそうです。
ただ、カーポートを目一杯奥側に配置しても、4本柱のカーポートの前側の柱が階段と重なってしまうため、後方に柱があるカーポートを進めるも金額が高くてNG。
一般的な4本柱のカーポートの定価が60~70万ぐらいなのに対し、後方2本で支えるカーポートは定価が80万~100万円ぐらい。2本の柱で2台用の屋根を支えるので90cm×1.8m×深さ50cmという巨大な基礎をつくらないといけないので、20万ぐらいは割高になってしまいます。かっこいいし、前方に柱が無いので運転席などの乗り降りや車庫入れなどもしやすくてとても良いのですが、なんといっても価格が…。余談ですが、我が家も後方2本柱のカーポートで考えていましたが、予算の都合であきらめました(泣)
4本柱のカーポートだと通常、柱はメーカー指定の位置から前後に10cmしか移動が出来ないのですが、それでは柱が階段にかかってしまうため、今回はLIXILのフーゴというカーポートを使うことに。オプションになりますが、柱内側移動、という部品を使えば柱を最大30cm内側に動かすことができます。これで柱の位置もクリアです。
お庭は着工前がこんな感じ。ハウスメーカーさんが客土していない部分に水が溜まって困る、というお悩みがありました。土を掘ってみると20~30cm下に粘土層が…。何か所か掘ってみましたがどこも同じ状況。U様は土の入れ替えを考えておられましたが、40~50cmもごっそり土を入れ替えるのは建物が建った今からでは作業もしにくいし、費用の面からも到底おすすめし難い。打ち合わせを進める中でお庭には広めのタイルテラスと芝生、花壇のスペースが欲しいということが分かってきました。芝生は天然と人工で悩んでいたのですが、最終的に人工芝をチョイス。予算の関係で花壇は今回の工事から除外しましたが、住宅に囲まれたお庭だと陽当たり水はけを考えるとレンガなどである程度高くしたほうが良い。
と考えていくとわざわざ土を入れ替える必要はないと判断してプランをご提案しました。
過去何度かこのブログ記事にしてきたグリーンフィールドの「リアリーターフ」。遠目からは本物そっくり。季節感などもプランに反映させたりするので私としては冬の時期にこれだけ青々としていることに若干の違和感を覚えますが(笑)、芝刈りにかかる時間や労力、維持管理の大変さを思うとこれはこれでアリ、ですよね。
建物側からブロック塀側にゆるく水勾配をとり、ブロック塀の際は砂利敷きにすることにより、水が集まりやすく、また水たまりができても砂利であれば全く気にならないので水はけの問題もOK。1~2ヶ月経ち、長雨や強めの雨も降りましたが、お客様から連絡はなし!気になっていた水はけも大丈夫のようです。
さてこちらのタイルテラス。普通だとこのようにタイルテラスを作ることが出来ないのですが、どこが普通のタイルテラスと違うか分かりますか??
正解は建物の水切りよりタイルテラスが上に来ていることです。
ウッドデッキであれば建物と縁が切れている(くっついていない)ため、掃出し窓のすぐ下まで仕上がりの高さをもってくることが出来るのですが、タイルテラスは下地にコンクリートを打つため、基本的に外壁にくっつけるのはNGなんです。建物の基礎は問題ないので基礎と外壁の間にある水切りの下がタイルテラスの仕上がりになるのが一般的なんですが…。
この写真をみてもらえれば分かりますが、水切りの下がタイルテラスの仕上がりになっています。掃出し窓の高さは各家庭で違うため一概には言えませんが、この写真だと室内とタイルテラスの段差が15cmちかくはあります。でもU様邸のような施工が出来れば室内との段差はほとんどない状況に。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、水切りから下は一般的な作り方でタイルが建物基礎にくっついていますが、水切りから上はタイルと外壁が離れているのが分かると思います。なかなか知られていない商品なんですが、この商品をつかうことでウッドデッキのように掃出し窓のすぐ下までタイルテラスをつくることができます。
タイルテラスとウッデデッキだと、木の材質にもよりますが、ウッドデッキのほうが金額が高くなることがほとんどですが、この商品を使えばデッキと同じ金額か安くなります。タイルテラスにしたいけど、室内との段差が出来るのがな~、と諦めていた方は一度ご相談ください!
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