Sweet Garden

HIGH DECK ハイデッキ②

2016年02月03日(水)06時23分

IMG_3733.jpg

さて今回は材料と塗装のお話。

いつもウッドデッキで使っている「イペ」や「ウリン」で作れば耐久性は間違いない。しかし、重量がかなり重く施工性が悪いことと、金額に不安が…。特に「イペ」は昨年値上がりをしてとんでもない単価になってしまっています。

間伐材を有効利用しよう、として作られた「エコアコールウッド」という重量も軽く、耐久性に優れた木材があるのですが、見積もりを取ってみるとウリン材などのハードウッドと変わらない金額が出てきました。施工性も優れており、第一候補に考えていたのですがさすがに材料だけで80万円近い金額を出すのはチョット無理…。

と悩んでいると木材屋さんから「10年前に作ったベイヒバのハイデッキをこの前見に行ってきたけどまだまだしっかりしていたよ!」と連絡が。「ベイヒバ」というのは今まで取り扱ったことがないのでピンときませんが、まあお勧めなら、と思って見積もりを取るとハードウッドやエコアコールウッドの半分ぐらいの値段(それでも40万円ですが…)でした。

結局、「耐久性」より「価格」に目がくらんで「ベイヒバ」を選択しちゃったのですが、果たしてどうなるのか。

「ベイヒバ」…ヒノキ科の針葉樹。国産のヒバに似た独特の香気をもつため「ベイヒバ」と呼ばれますがヒノキ科の木材です。木理は通直、肌目もやや緻密。やや軽軟なため加工がしやすく、表面の仕上がり・接着性などに優れる。耐朽性が極めて大きく、特に水湿に強い。

大工さんなどに聞くと昔は家の土台や門柱に使っていたそうで、耐久性や湿気にも強いことが分かりました。まあ実際に10年経ったハイデッキが今も健在で補修の必要性がないという情報もあるので使用する木材としては問題がないと判断しました。

ただ、現在は使われることが少なくなってきているので仕入れるのに大阪から木材を引っ張ってこないといけないとのことで、少々納期に時間がかかる点は注意が必要です。

一応カットサンプルを貰ったのですが、杉などと違いある程度の重みがあり、身も詰まった感じを受けました。それでもイペ材などに比べると半分以下の重さになるので施工性もそれほど悪くなさそう。イペ辺りになるとカットするのもビスを打つための下穴をあけるにも一苦労になりますからね…。

杉 比重0.37
ベイヒバ 比重0.51
ウリン 比重1.04

さて材料は「ベイヒバ」で決定して、木材に塗る塗料を。

すでに建築工事で玄関前の柱や格子材に「ノンロット」という塗料(色はオリーブ)を使っていたので同じ色に統一したほうがいいだろう、と迷うことなく決定。

しかし、これが思わぬ結果に…。続きは次回に!

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