2017年02月20日(月)07時18分
今日、ネットで面白いニュースを見かけました。
針葉樹材が広葉樹材に化ける!という記事です。
お庭やエクステリアにおいて天然の木が使われる場面は主にウッドデッキや目隠しフェンスなどになりますが、針葉樹(ソフトウッド:スギやマツ)などはメンテンスをしないと腐りやすいので、ウッドデッキを作って数年で腐り始めて使えなくなった、なんて話を聞いたことがあるかもしれません。
腐りにくい木材、として広葉樹(ハードウッド:イペやウリン)がウッドデッキなどに使われるようになってきたのですが、世界的に人気が高まってきたことと、違法な伐木も行われていることもあって、その数が減ってきています。また成長が遅いために、新たに植樹されることもないそうで、世界的に資材が不足しています。
そんな中、記事ではカナダの教授が発明した「ケボニー化」技術で、針葉樹が広葉樹のように堅く、腐朽や摩耗に強くなるとあります。比重も高くなり、曲げ強度も上がり、安定性も増すそうです。
実際にノルウェーで製造と市販が始まっており、世界的にも注目を集めている技術のようです。
広葉樹(ハードウッド)にとって変わるようになれば、違法な伐木は減りますし、また現在では使い道があまりなく困っている針葉樹(ソフトウッド)の価値が上がり、林業にとって大きな変化をもたらす技術革新になるかもしれません。
日本では戦後にスギなど人工的に植えられた林が多くありますが、ケボニー化が世界的に認められ、広まれば、広葉樹のように堅くなったスギが世界から人気の木材になるかも・・・。
そうすれば、毎年悩まされている「花粉」の量も減って、少しは症状が楽になるかな(笑)
いやいや、それだけ需要が増えれば、また新たなスギが植えられるか^^;
ちょっと気になるニュースでした。
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