Sweet Garden

一考二案

2016年05月24日(火)12時25分

会計処理をお願いしている税理事務所から毎月、請求書と一緒に「会計ニュース」という小冊子が送られてきます。

「一考二案」

朝日文庫から松浦弥太郎著「考え方のコツ」という本が出ており、その中にかかれているそうで、以下小冊子より抜粋します。

アイデアを出す。企画を立てる。解決策を探す。何か提案する。考える目的は色々ですが、最初から、ひとつの答えにたどり着こうとすると、自由度が減り、冒険心がしぼみ、頭が固くなる。しかし、答えを二つにすると多少余裕が出来ます。アイデアを二つ考える癖をつけると、思考が偏らずにすみます。

次に大切なのは、A案とB案をもとにして、C案を考えることです。このC案こそオリジナルのアイデアであり、自分だけの発明です。インターネット等で調べた借物の知識ではないからです。

この文章を読んでなるほど、と思いました。

お庭の相談に来られるお客様の中には明確に自分のやりたいこと、仕上がりのイメージなどを持たれている人も居ますが、大半は希望はあるけれどどうすれば良いか分からない、他社から提案をうけたけどこれで良いのか分からない、という場合が多いです。

ただ、よく分からないけど、こんな感じかな、こんな配置かな、とお客様は自分でイメージを膨らまし、また他社から提案をうけてその図面を見てしまうと、その配置というのがどうしても頭に残ります。そんな状況で相談に来られると、こちらからアレコレ聞いてもお客様がイメージしているお庭(答え)がすでに出来上がっているので、それを形にするだけになります。

上にあるようにその答えにたどり着こうとすると、自由度がなくなり、お客様のイメージを施工できるレベルに修正して図面を作るだけになってしまいます。そこに予算がこれだけ、という条件が入るとこちらからの選択肢はほぼなくなり(大抵の場合は予算を抑えたい、となるので)、キュウキュウとした檻の中でどうやって快適に過ごそうか、といった感じになります。

そうやって作られた図面は他社と大きな違いもなく、結局「価格」勝負、のウェートが大きくなってしまい、お客様が工事を依頼する会社を選ぶ選択肢も狭まってしまいます。

なので、私が実際に行っているのは、お客様がイメージしているものをA案とするなら、それとは真逆に近いぐらいの別の案(B案)を考えます。新築のエクステリアだと駐車場の位置やゾーニングを全く別の配置にしてみます。

こうすることにより、A案の良いところと修正したほうが良いところ、というのが見えてきます。良いところを残しつつ、B案の良いところ(新しいアイデア)を足していくと…新しいプランのC案が出来上がるのですが、これが「一考二案」の考え方とほぼ同じだったため、なるほど!と思ったわけです。

お客様がイメージしているもの、他社様の提案(A案)を少しいじってプランしたところで、所詮借物のアイデア。目先の変えるために形や素材を変えてもお客様の心には響きません。やはりオリジナルのC案を作ってこそ、「お庭のプロ」だと思うし、弊社に相談に来られるお客様が求めているものだと思います。

その期待に応えられるように、借物のアイデアではなく、自分のオリジナルのアイデア、プランをお客様に提案できるようにしたいですね。

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