Sweet Garden

フェンス交換

2015年06月17日(水)05時28分

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5年ほど前に工事をさせてもらったF様邸のフェンスが壊れたと連絡がありました。
ご近所の子供さんがフェンスをよじ登ろうとして壊してしまったようです。

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この手のフェンスは格子部分(写真なら横に何本も入っているところ)のアルミ角材は縦桟に差し込んであるだけで、強度はほとんどありません。横格子や縦格子の写真のような形状のフェンスは特に壊れやすいのでご注意ください。

またカタログに「しっかり」と記載されているのですが「フェンスは隣地境界を目的に設置するもので、防護柵や手すりの機能はありません。転落などの重大事故が起きる恐れのある場所には設置しないでください」(LIXILカタログより抜粋)と書かれてあります。

くれぐれもよじ登ったり、重たいものを引っ掛けたり(プランターやハンギングバスケット)、強い力で押したりひっぱたりしないでくださいね!本当に壊れますので…

さて、通常であればフェンス1枚を新しく手配して、付け替えれば済むのですが、なんと!フェンスが廃盤になってました…。新日軽さんの商品だったのですが、ご存じのとおり、トステムや東洋エクステリアなどと合併してLIXILになり、ここ数年で商品の見直しと統合などがあり、廃盤となっていました。

となると大変です。

フェンスの規格は長さ2m、高さが60cm・80cm・100cmと長さ高さは統一されているのですが、フェンス同士を接続する部品や形状、柱との固定方法などはメーカーや商品によって様々です。色々と調べましたが、接続部分が同じフェンスはなく、かろうじて新日軽の規格で残っているフェンスは木目調のフェンス…。これはさすがに使えません。

どうしましょう、とF様と悩んでいたのですが、フェンスを壊したご近所さんが保険を使って直すという話になり、壊れたフェンスの一面をすべて新しいフェンスに交換することになりました。新しくするのは敷地の北面なんですが、実は東面も同じフェンスを使っており、北面を新しくすると東面とフェンスの種類が違うことになるのですが、保険を使うと言っても壊れていない東面もすべて新しくするのはご近所さんにも悪いから、とF様。結局北面だけの交換となりました(F様優しすぎます!)

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専用の機械を使ってブロック塀に柱を立てる穴をあけます。
ブロックの鉄筋がはいってなければきれいに抜くことができます。写真のオレンジ色のところが化粧ブロック、グレー色しているところが以前の柱を固定するのにつかったモルタルになります。

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向かって右側が新しくしたフェンス、左側が既存のフェンスです。横の格子の太さ、間隔が同じでしょ?各メーカーのカタログを全部みて、横の格子の太さが同じだったのがYkkapのエクスラインフェンスでした。カタログからは格子と格子の間隔が分からなかったのですが、見事に一緒でした。フェンス1枚に対して、既存のフェンスは縦桟が1本、新しいフェンスは縦桟が2本になるのですが、言われなければ気づかない違いです。色は若干違いますが、これもまあ気にならないですね。

約11mのフェンスを交換したのですが、撤去処分、穴あけ、新設フェンスで15万円程度…。
お子さんが遊んでいる最中、何気なく、悪気なくで起きてしまったことですが、直そうとするとかなり高額になります。気を付けましょうね!

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