2014年05月27日(火)07時03分
高松市Y様邸。
2期工事で屋上の工事をご依頼いただきました。
写真はラフターと呼ばれる重機で材料を屋上に搬入しているところ。
ラフターを見てY様のお子様の目がキラキラ☆
男の子なのでトラックやダンプ、ユンボなどの重機が大好き!お家にお邪魔するとコレクションのミニカーをいつも見せてくれます。残念ながら保育所に行く時間が来て名残惜しそうに行ってしまいましたが、すごく喜んだそうです。
こちらは着工前です。
屋上の床面には栄住産業という会社さんの金属防水「スカイプロムナード」という防水がされています。
陸屋根(平らな屋根)の上に屋上緑化をしたい!と言ってなんでもして良いのか、と言われるとNOです。
大きく分けると加重と防水が大きな問題になります。
元々屋上にユニット式のタイル張りや人工芝を計画されていたので加重の問題はクリア。
防水は?と言われると色々と考えないといけません。
栄住産業さんに直接連絡して相談したところ親切に教えていただき、工法についてもクリアできました。
①ユニット式タイルはそのまま床面に置いても問題なし
②ただし、防水の継ぎ目のところに一点加重が掛からないようにユニット式タイルの裏側(樹脂部分)を切って重みが掛からないようにしてほしい
③人工芝の接着剤を直接塗ると防水層がはがれるのでそれはやめてほしい
ということでした。
防水層を痛めると雨漏りなどにつながるため、指示通りユニット式タイルの裏側を切って並べていきます。
屋上やベランダに物を置いていると下からの風で物が上へ飛ばされること(めくれあがったり)があります。
一部を除いて隙間の無い壁が立ち上がっているので本当は必要ないのですが、飛散防止のダウンフォースサイドエッジというものを使用。こちらを使うことにより風がタイルの下に入り上へ飛ばそうとしてもサイドエッジに四角い隙間が空いているのでそこから風が逃げてタイルの飛散防止につながる、というものです。
さらに隙間が空いている手摺部分にはダウンフォースサイドエッジはもちろん、ステンレスワイヤーでタイルと手摺を結んで更に飛散しないような工夫をしています。
絶対に大丈夫、というのは自然を相手にするので簡単に言えることではありませんが、考えれる最大限のことをしていますのでY様にも納得して頂いています。
人工芝の部分ですが、人工芝の施工方法は
①ピンを打ち込んで固定
②接着剤で固定
③両面テープで固定
になります。
①は問題外で②は防水層を痛めるのでNG。となれば③しかないのですが、人工芝の裏はデコボコしていて屋上で風が強い、ということを考えると両面テープでは接着強度に問題がありそうです。
そこで考えたのが、両面テープを防水層の上に貼って(問題ないことは栄住産業さんに確認済)、その上にポリエチレンシートを貼って接着剤で人工芝を固定する、という方法。
写真の黒い部分が両面テープで、ポリエチレンシートを全面に貼ります。ポリエチレンシートがあるので接着剤が防水層を痛めることはないのですが、念には念を入れて接着剤は両面テープを貼っている上にのみ塗ることに。これなら万が一シートが破れていても接着剤は両面テープのところに付くだけなので問題なし!
最初の接着剤がポリエチレンシートに接着しなかった、という話は置いといて(Y様ご迷惑をお掛けしました)、完成がこちら。
施工前と比べると雰囲気がグッとよくなりましたね。
屋根や防水層も直接紫外線があたると劣化が早くなるのですが、タイルや人工芝を貼ったので直射日光を遮るので持ちが良くなるはずです。
人工芝は初めて施工したのですが、こういった屋上やベランダならありですね。
パッと見は本物そっくりです。
夏は花火が見えるというY様邸の屋上。
ビールやアルコールを飲まない私ですが、花火の時はぜひとも呼んでいただきたいな~。
ということで、屋上やベランダなどの工事もやっておりますので、何かありましたら是非ご相談を!
(´ー`)。oO(でも本格的な屋上緑化はお請けしませんけどね…)
株式会社スウィートガーデン
香川県高松市西山崎町716-8
0120-21-4128/087-885-6145(TEL)
087-885-6140(FAX)
http://sweetgarden.biz(HP)
info@sweetgarden.biz(Email)
あ、ユニット式タイルはLIXILのセライージー、人工芝はグリーンフィールドのリアリーターフを使っています。