ウッドデッキ＆手すり工事

2013年08月08日（木）11時17分

新田町のS様邸にてウッドデッキと手すりの工事をさせていただきました。

お部屋の延長として使い、子供が遊べるスペースとして、またテーブルとイスを置いてお茶なども楽しめるようにしたい、との事でした。またリビングでくつろいでいる時に外からの視線が気になるという話もお聞きしましたので、目隠し兼手すりのご提案もさせていただきました！

今回使用した木材はハードウッドの中でも最高級と言われる「イペ」。
肌が弱いかたは少し肌がかぶれるかもしれないという欠点（赤ちゃんを含めてほとんどの人は全く問題ありません）はありますが、そこを除くとアクも少なく耐久性も25年以上と全世界で愛されているハードウッドです。S様邸では塗装を行いましたので見た目もグッドです！

着工前

道路から見ると門塀の左側にある掃出し窓まで視線がスッと通っています。
カーテンを開けてくつろいでいると、外の通行人と目が合い落ち着かないとのこと。

またシマトネリコの足元が築山になっており、デッキを作った後に築山のままでは歩きにくくなるので撤去、車庫沿いに植えてある低木類ももう少し減らしたいとの希望もありました。

ウッドデッキはテーブルが置けるように極力大きく使いやすく、ということでしたのでシンプルな長方形にしました。

デッキの上で過ごすことが多く、また芝生部分がデッキを作ることにより狭くなるのであまり頻繁に上り下りをしないということで、ステップは1か所のみ。リビング側には目隠しを兼ねた手すりを作りました。
デッキの下は子供のおもちゃなどが入れれるように、また雑草防止も兼ねて土間コンクリートにしています。
土間コンクリートを打たなければ「束石」という柱が地面に接地しないようにするコンクリートの塊を設置するようになるのですが、柱の本数によっては土間コンクリートを打つのとあまり変わらない金額になってくるので、お客様の状況に合わせてご提案をさせてもらってます。

あ、そうそう。
2枚目の写真をみてもらうとわかるのですが、ちょうど真ん中に室外機があります。
これをデッキの上に持ってきても見た目も使い勝手も悪い（温風が噴き出ているので…）ので、デッキの下に配管を通して建物の右側に移動させました。

奥に斜めに見えているのが室外機のホースです。

外から見た写真です。
掃出し窓の半分ぐらいが手すりで隠れています。

道路から芝生のお庭までの高低差が20cm程度。デッキの高さが約50cm。手すりがデッキ床面から1.2ｍ。
なので道路から見ると1.9ｍの高さがあるフェンス（手すり）になっているので、道路からリビングが覗けないようになっています。

目隠し兼手すりを内側からみた写真です。

隙間は2cm。外からの視線をカットしたいなら最低でもこれぐらいの隙間にしたいところですね。

デッキを作っても使いやすいようにと、既存の築山を壊してシマトネリコも動線と視線を考えて植え替えました。
また部屋から見える位置に砂場を作りました。これぐらいの大きさであればサービスで作らせてもらってます（縁取りのレンガはお客様が作られました）。低木類も一列に収めてすっきりです。

分譲住宅地なのでご近所さんに子供たちがたくさんいます。
お友達をお庭に呼んだときの入り口として、一か所低木を抜いて乱形石のステップを設けました。

少し色の入った（今回はピンクの乱形石）素材でステップを作るだけでお庭の雰囲気・印象がガラっと変わります。必要な機能とデザイン性を両立できるかどうか経験とセンスが問われます。でもこのあたりがお庭を作っていて面白いところですけどね。