2010年09月04日(土)07時16分
ロンドン3日目。
RHSが管理する“Wisley garden”に行きました。
ウィズリーガーデンは200年以上の歴史を持つ、英国王立園芸協会が所有する庭園の一つで、英国人に最も愛されていると云われるガーデンです。
広さは240エーカーあり、甲子園何個分かというと・・・え、例える必要ない?
私もそう思ってましたw
まあ、キューガーデンズ同様でかいです。
ハーブガーデンやローズガーデン、ロックガーデンにウォールガーデンなど24種類もの庭があり、また120mのロングボーダー花壇が世界的に有名で、最大の見所となっているようです。
キューガーデンズが5回にわたって紹介した反省を踏まえて、今回は写真を多めにダ、ダ、ダ、ダーっと紹介したいと思います(だって、あのペースだと本当に今年いっぱい掛かりそうなんだもん)。
エントランスを抜けて少し歩くと、120mのロングボーダー花壇が!
どこまで続いているんだ?本当に120mなのか?
歩いた感じだともっとあったような気がするのだが、まあとにかく素晴らしい花壇でした。
今まで何度も書いてきたように、植生を考えて配置された草花は相手を邪魔するわけではなく、手前の花が咲いている少し上で、真ん中の花が咲き、その花の少し上で奥の花が咲く・・・
本当に素晴らしいボーダー花壇です。
花についてはまた別の記事のときにまとめて紹介しますので、そちらをお楽しみにして下さい。
120mと云われているボーダー花壇を歩いて振り返った写真です。
どう見ても120m以上ですね(汗)
もしかすると、途中までがボーダー花壇だったのかも知れません。
しかし、ここまで道程全て(両側)きちんと管理されたボーダー花壇でした。
ボーダー花壇の奥には実験場(Trials Field)のような場所があり、どの品種(新しい品種も含めて)が、どれくらい成長するのか
、英国の気候に適応出来るのか、などなど色々実験している場所がありました。
そこで順調に育っている品種は家庭でも育つ、ということが分かるので、英国のガーデーナーたちがよく訪れるそうです。
実験場も見渡す限りだだっ広いので、見に行くのを止めて道を曲がるとそこには色々な庭が。
ここは名前がついていない庭だったと思うのですが、真ん中に噴水があり、ラベンダーを中心に植栽をされていました。
庭は円形に作られており、四方から入ってくる事ができます。
噴水の先を見てみると・・・
アベリアを背景にかわいいベンチが置いてあり、振り返ってみると・・・
先ほどのボーダー花壇の途中部分になるのですが、こちらにもベンチが置いてあります。
休憩できる場所からはフォーカルポイントになる(今回は噴水ですね)ものが必ずあり、ヘッジ(生垣)や草花によって休憩場所を囲い、周囲とは異なる落ち着いた雰囲気になっています。
本当はそのような場所に座って、ゆっくりと風景や自然の風、草花の香りを楽しみたかったのですが、何せだだっ広い園内を制覇するためには立ち止まっている暇はありません。
あ~、ゆっくりと景色や雰囲気を満喫出来なかったのが、今回の旅の心残りですね。
グラスハウスの周りには池があり、その周辺ももちろん花壇!
sweetgardenの文字の上あたりにおじいさんがいるのですが、比較してみると花の大きさが分かると思います。
夏の平均気温25度、乾燥気味の英国では本当に草花が伸び伸びと大きく成長していました。
さて、そんな花壇の中を楽しんで歩いていると、またボーダー花壇が見えてきました。
入口近くにあったのが“Mixed Borders”でこちらは“Glasshouse Borders”だそうです。
空腹とここまで歩いてきた疲れで足がパンパンなんですが、頑張って“Fruit Mount”(リンゴとかが植えられていた小高い丘です)を登り、写真をパチリ。
写真の奥にあるのがグラスハウスです。
それにしてもボーダー花壇の横幅の広いこと!
何もかもスケールがでかすぎて、ただただ圧倒されるばかり。
まだご紹介していませんが、ロックガーデンや自然の雰囲気が漂うワイルドガーデンなど24のガーデンにモデルガーデン、実験場、ボーダー花壇、壁面緑化・・・
ここにはガーデナーたちが参考になる植栽やアイデアが満載でした。
このようなガーデンが日本にあれば・・・
いやいや、無ければ造る!ですよね。
いつの日か、こんなガーデンを日本に、香川に造りたいもんです。
さて、今の私と旅行中の私もお腹が減ってきたので、今日はこの辺で。
また次回をお楽しみに!
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