Sweet Garden

「見積依頼」その2

2009年12月21日(月)12時03分

前回に引き続き「見積依頼」についてです。

エクステリアの見積を依頼したのに「全然イメージと違うものを提案された」という事ありませんか?

これは我々エクステリア業者のヒアリング不足が一番の原因だと思います。
業者やお客様のご都合でお打ち合わせ時間が短かった、イメージはしてるけどどう伝えれば良いか分からない、などなど。
色々理由はあれど「イメージと違うデザイン」を提案するのは、我々業者の責任です。

どうすればイメージに近いプランをデザインしてもらえるのでしょうか?
ちょっと考えてみたいと思います。

私が尊敬するガーデンデザイナーは最初のヒアリングに半日以上時間を掛けることがあるそうです。
お客様のご自宅(新築中の現場)にお邪魔して、家族構成にライフスタイル、エクステリアやガーデニングにイメージしているものや好きな色、花、香り…
ありとあらゆる事を聞くそうです。
そして打ち合わせが終わると、その場でデザインを考えながら数時間過ごします。
現場で数時間過ごすと何が分かるのでしょうか?
それは「時間の経過」
なんです。

どこから太陽が昇ってきて沈んでいくのか、花壇にしようと考えているところの日照時間は?、テラスの日当たりは?などなど、その場で過ごさないと分からないことを知る為に、打合せが終わった後も数時間現場で過ごすそうです。

このお話しを聞いてから私も時間の許す限り現場にいて、時間経過による現場の変化を見るようにしています。
場合によっては朝や夕方に再度現場に行くこともあります。

ここまでお客さまの事を考えて、時間経過も含めてデザインしてくれるとかなりイメージに近いプランを提案してくれそうですね。

次にお客様が「お任せするからデザインしてみてよ」という場合を考えてみます。

私が経験してきた限りではこういうお客様のほとんどは自分でイメージを持っているのだけれども、上手く伝えられないので、とりあえずお任せで、という事が多いように思われます。

今まで馴染みのないエクステリア工事。いきなり自分のイメージを正確に伝えるのは難しいですよね。
なのでとりあえず一度お任せで作ってもらって、ある程度形が出来たらそれを基に修正していこうと思われるのは自然な考えだと思います。

しかし、我々エクステリア業者から言わせてもらうと、実は「お任せ」ほど困るものはないのです。
その理由は、
お客様のライフスタイルに合わせたデザイン
希望しているエクステリアの内容
予算
素材や色の好き嫌い
などを考慮してデザインをしないと、出来上がったデザインはお客さま不在のただのデザインになってしまうからです。

なので、「お任せ」する場合でも最低
家の外やお庭でどのように過ごすか
必要な条件(車庫が2台、目隠しのフェンスが必要など)
大まかな予算
イメージしている素材(塗り壁、レンガ、石)、好きな色
を伝えれば、これを基に業者がヒアリングをしてイメージに近いデザインが提案されると思います。

よくエクステリアの金額が想像出来ない、というお客様がいますが、
これ以上のお金を掛けてまでエクステリア工事はしたくないな
と思う金額を言ってくれるだけでも、我々は助かります。
ざっくり50万円刻みでも言ってくれると目安になりますので、見積依頼時には大まかな予算だけはお考え下さい。

建物同様、高額な買い物になるエクステリアですので、一度や二度の打ち合わせで終わることはありません。
お客様に納得して満足してもらう為に私たちは何度でもお打ち合わせをします。
気づいた時、新しい商品や素材を見つけた、などその都度言って頂ければ対応は致しますので、時間を掛けて良いエクステリアを作っていきましょう!

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