2009年10月28日(水)01時30分
香川に戻ってきて、エクステリアについて関東(特に東京・横浜)と違うなぁ~、と思うことがよくあります。
最近ふと気づいたことは高低差が無いという事です。
上の写真は横浜市日吉区にある建売の現場写真。
隣り合う2棟の階段を花壇で仕切り、手前にシンボルツリーを配置してあります。
横浜は山を切り開いて町並みを作ってきたので、とにかく坂道が多い。
こっちのほうで言うと神戸もそうですよね。
山を越えると別の町がある、そんな感じです。
なので、坂の傾斜がキツイところになると…
こんな感じで、敷地の左右(写真の手前と奥)で高低差が1m以上ついています。
1mも左右で高低差がつくと、一番困るのが車庫です。
これを見てください(同じ現場です)
基本的に車をまっすぐ止めれるように、車庫の奥は水平にするのですが、道路の坂の高低差がきついので、写真右手前に向かってかなり勾配がついているのが分かると思います。
これだけ勾配がきつくなってくると車の下の部分や前面を擦ったりする可能性が出てきます(ここはもちろん擦りませんよ)。
また、他の場所を見てみると坂道なりにコンクリートを打って、車が斜めに傾いて止まるような車庫もチラホラ見受けられたりします。
車が斜めに止まるとドアが閉めにくかったり、手を離したら勢いよく空いてしまったりとかなり使い勝手が悪いことになります。
道路の左右の高低差がきつい現場は本当に車庫の勾配に頭を抱えますね。
さてお次の写真は横浜市港北区の現場。
一見すると1F部分にガレージがある普通のお宅に見えますが、実はとんでもない階段がガレージの横についています。
段数はうろ覚えですが、22、23段ぐらいあったと思います!
いつも思うのが、年を取ったら階段の上り下りが出来なくなって家から出れなくなったり、帰ってこれなくなったりするんでは?どうすんだろう?と余計な心配をしてしまいます。
あ、そうそう。
ここも2棟の建売現場なんですが、1枚目の写真だと道路はほぼ水平ですよね。
でも何でこんなに階段がついているかというと、右側建物の脇に道路があるのですが、それが・・・
こんな坂道なんです。
下の道路(1枚目)にあわせて建物を建てると、坂の上からの雨水が全部敷地内に入っちゃうんです。
なので、一番高い道路に合わせて建物の基礎を作っているから、下の道路から見るととんでもない高低差がついてしまうということです。
こういう現場を年がら年中工事していたので、香川に戻ってきて設計や工事に携わると、「香川県の土地は平らやな~」としみじみと実感します。
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