2018年03月13日(火)09時36分
木製フェンスが破損したと連絡があったので見に行くとなかなかすごい状況でした…。
1枚目写真の左側に少し写っている青いゴミ箱。
このゴミ箱に車が当たってそのままフェンスに激突したという話でした。
木製フェンスの横板はWRC(ウエスタンレッドシダー)という米杉という材料で、柱はセランガンバツという堅いハードウッドを使用していました。
米杉はやわらかい木材なのでゴミ箱が激突した箇所は壊れ、傷がついていますが、柱は堅い材料であることと、擁壁の上に柱を設置するため、直接木材を埋め込むのでなく、H型アンカーを使って柱を建てていました。
これが幸いしたのか、かなりの衝撃を受けたにも係らず柱には目立った損傷は見受けられませんでした。ただ、横板を外してみないと実際どうなのかは分からない部分なので、もう一度キチッと確認をする必要はありそうです。
そしてこれまた幸いと言ってよいのか分かりませんが、事故を起こした人が分かっており、また任意保険にも入っていたこともあり、破損したフェンスは保険を使って直すことになりました。
当て逃げやまた保険に入っておらずに修理費を貰えなかったり出し渋ったり、ということになると色々と大変ですからね…。
お施主様が、もしこのフェンスが無かったらゴミ箱が家に飛んできたかもしれない、という話をしていて確かにそれだともっと大変な事態になっていたかもしれず、今回はフェンスだけで済んでよかったかも、という話になりましたが、事故が起きないのが一番な訳で。
それも原因が飲酒運転ですからね…。ひどい話です。
先月に起きた事故で、すぐに保険会社と連絡を取り、見積り内容でOKを貰ったのですが、木材の加工だけであれば1週間もあれば材料の段取りが出来るのですが、今回は塗装をしていた木材なので塗装に少し時間がかかっています。塗装は2回塗りなので、塗って乾燥させて、さらにもう1回塗装して乾燥、となります。
今日2回目の塗装を行った、という連絡があったので、今週末には材料の引き取りが可能となり、来週、職人さんの予定が付き次第、フェンスの交換作業に入ります。お客様、もう少しお待ちくださいね。