2011年09月28日(水)08時21分
私の友達が新築を建てて、最近住み始めたのですが、そこに飛び込みでエクステリア会社の営業が来たのですが・・・。
その時の話を聞いてビックリ!
売上げが上がれば何しても良いんですかね~ (-ω-;)ウーン
そのエクステリア会社さんの営業マンが「外構工事しませんか?」と営業にきたそうです。
「予算に合わせてプランしますよ!」とのこと。
私からこの業界は真面目に住む人のことを考えてくれる良い会社と、見えない部分で手を抜いてとにかく儲け重視の会社があることを聞いていた友人はこんな事を聞きました。
「土間コンクリートやブロックの基礎の仕様(構造:コンクリートの厚みや砕石路盤の有無など)はどうなっていますか?」と。
そうするとその営業マンはこう答えたそうです。
「予算はいくらですか?予算に合わせて工事をしますよ」
友人がもう一回聞きました。
「土間コンクリートの仕様を知りたいんです」
すると、営業マンは
「予算に合わせて仕様は変えますから。予算を教えてください。」
どうやらこの会社は予算に合わせて、土間コンクリートの厚みやブロックの基礎の形状などが決まるようです。
私がこの話を聞いて思いつく手抜き工事は、
予算が無ければ、コンクリートの厚みは薄く、砕石路盤は無し(もしくはパラパラ撒いて見た目だけ良くする)で土の上に直にコンクリート。
ワイヤーメッシュ(鉄筋)も予算が無ければなし。
ブロックの基礎は建築基準法施工令で定められた形状(L形や逆T形など)は出来ないので、平らな平基礎。
塗り壁は通常は左官下地+塗装だけど、予算が無いのでブロックの目地だけ潰して(見えなくして)ブロックに直接塗装。
専門の職人を呼ぶと高いので、左官やタイル工事などもブロック屋さんや土工さんにしてもらう。
電気工事も本来は資格が必要だけど自分たちでやっちゃう。
などなど。
ちょっと考えるだけで、完成してしまえば見た目にはわからない手抜き工事がいっぱいあります。
お客様は専門的なことはあまり分からないので、安くしてくれるなら、専門業者が大丈夫だと言ってるから、と信じて工事をお願いする事があります。
そりゃ、同じ工事内容だったら少しでも安いほうが良いですよね。
僕だってそうです。
でも、安くできる手段が手抜き工事だったら・・・。
あー恐ろしい。
でもこのような業者がフツーにいる(存在できる)のがこの業界の残念なところ。
予算も大事ですが、中身もしっかり吟味しましょうね!