Sweet Garden

ガーデンを通して育む「思いやりの心」

2010年10月13日(水)07時44分

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ガーデンが持つ魅力とは何でしょうか?

あなたはガーデンに何の魅力を感じますか?

季節の花木や草花を目で楽しみ、香りを楽しむ。
木漏れ日の中で過ごす穏やかでやさしい時間。
風や水の音を感じる心地よい空間。
甘い果実を楽しむ果樹や料理に使えるキッチンガーデンやハーブガーデン。
部屋から眺める素敵な景色。昼とは違う表情のライトアップされた夜のガーデン。

人それぞれ、色々な魅力を感じ、それぞれ楽しんでいると思います。

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私たちは上記のような五感で楽しむガーデンの魅力を皆さんに楽しんでもらうおうと、それぞれのライフスタイルに合ったプランを考えております。
しかし、五感で楽しむ以外にもガーデンは素敵な魅力を持っています。

それは「ガーデンを通して育む思いやりの心」です。

どういう事か事例を挙げながら詳しくお話ししましょう。

まず、植物について。
こんな質問をよくされます。

「周りでは咲いているのにうちの花が咲かない」
「育ててもすぐに枯らしてしまう」
「実がならない」
「虫がついて困る、何とかならないか」
「手間の掛からない植物はありませんか?」
「水遣りする時間がないので、強い植物はないか」

などなど。

私も同じように困っている!という方もいらっしゃると思います。
でもちょっと待ってください。

上で書いたことは私たち人間側からの都合ばかりだと思いませんか?

植物は私たちが誕生する前から地球で生きており、今とは全然違う厳しい環境の中を生き抜いてきました。
例えば、ハーブ類。
水が少ない環境に適応するために、自分たちの体を乾燥に強い体に変え、生きてきました。
例えば、樹木たち。
よりお日様を浴びる為に背を大きくした樹木、大きい樹木の下で生きれるように日陰に強くなった樹木、より繁殖するために種子を運んでくれる鳥や虫を呼ぶために、花を咲かせたり香りを放つようになった樹木や草花。

それぞれの環境で生きて、より子孫を残そうと自分たちを「進化」させてきた植物たち。
その植物を(自生しているものではなく、外国の品種や品種改良したもの)自分たちの庭に持ち込んで、「花が咲かない、実がならない、手間が掛かる」というのはいささか自分勝手過ぎる考えではないでしょうか?

植物たちは私たちと違い、「環境が気に入らないから」と云って歩いて何処かへ行ったり出来ません。
また、「ちょっと苦しいよ、助けて」と声に出すこともできません。
植物は植えられた環境にあわせて一生懸命生きようとしています。

お庭に持ち込んだのは私たちの都合。
ならば、その適さない環境で生きようとする植物たちを思いやって助けてあげないといけません。

動けない、喋れない植物をどう助けてあげればよいのか?

まずは出来るだけ様子を見てあげること。
水が足りているか、虫はいないか、病気になってないか、などなど。

暑さや湿気に弱い植物は剪定をして風通しを良くしてあげたり、日陰を作る工夫をしたり。
寒さに弱い植物は冬の間は室内に取り込んだり、防寒対策をしてあげたり。

過湿気味の土壌が好きなのか、乾燥気味が好きなのか。
肥料は必要なのか、剪定に適した時期は、消毒が必要か、・・・

これらを行うにはその植物を知る必要があります。

植物に元気に育ってほしいから、様子を良く観察し、手間を掛ける、勉強をする・・・
言葉を喋らない分、より思いやりを持って接してあげなくてはなりません。

時間を掛け、手間を掛け、お世話すれば、きっと素敵なお返しが帰ってくるはずです。
それは花だったり、香りだったり、果実だったり、癒しの空間だったり・・・。

仮に、一生懸命お世話をしても花が咲かなかったり、果実が生らなかったりするかもしれません。
でも、相手を思いやった気持ちは、また別のところで必ず自分のところに帰ってくるはずです。

こんな素敵な想いや気持ちを植物を通して学べる。
私がガーデンに一番魅力を感じる部分です。

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株式会社スウィートガーデン
香川県高松市西山崎町716-8
URL http://sweetgarden.biz
info@sweetgarden.biz 
TEL 087-885-6145
FAX 087-885-6140
担当 土居周司

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