2023年06月03日(土)08時20分
グローベンさんの人工木フェンス「プラドシリーズ」のベーシックな「プラドワン」を初めて施工しました。
弊社ではここ数年、ディーズガーデンさんの「アルファウッド」という商品を使っていたのですが、価格も含めて今回はプラドワンで施工することになりました。プラドシリーズは「リッチ」「プラス」「ワン」と3種類あるのですが、「ワン」はアルファウッドと比べるとなかなかの金額差がありました。もちろんその金額に見合うものがアルファウッドにあるので弊社ではずっと採用しているのですが、その辺りはまた追々紹介します。
さてプラドワンの板表面です。表面を人工的に引っかき傷をつけて木目調に仕上げています。これはLIXILさんの人工ウッドデッキ「デッキDS」と同じ仕上げですね。フェンスの横板であればそれほど気にならないと思いますが、デッキ床面でこの仕上げだと引っかき傷のカス?のようなものが歩く度に取れていき、正直個人的にはあまり綺麗とは思えないのですが、フェンス横板なら表面を触る頻度はほぼ無いので問題は無いかと思います。
横板の色は4色あり、そのどれも他社には無い色合いをしており、ここはお勧めできるポイントの一つですね。また、今年に入り「プラドデッキ」と人工ウッドデッキを新発売。ダークアンバーとウォルナットブラウンの2色だけですが、フェンスと同じ色でデッキとフェンスを施工できるのは他社には無い大きな強みです。
裏側からの写真。
今回は隣が公園だったので板材を内側に張りましたが、通常は表張りになりますので写真の見た目が内側、家の中から見えるようになります。
あと現場と写真で見て気になった点が一つ。
人工木はポリエチレン樹脂に木粉を混ぜているので熱による膨張があり、横板が伸びたり縮んだりします。その際に板がたわんだり反ったりすることがあるのですが、写真は施工直後ですが、すでに横板がたわんだりしているような気がします・・・。うーん、今までのアルファウッドでは気になったことが無いのですが、これがプラドワンだけに起きていることなのか、アルファウッドでも起きていること(今までは気づかなかっただけ)なのかが判断つきません。
今度アルファウッドで施工した時によく観察してみます。
あと、人工木フェンスは各メーカーさんが様々な商品を販売しているのですが、今回プラドワンを採用するに辺り他社メーカー営業マンや代理店、職人に使用感、施工性、施工後に手直しなどが発生しているかを色々リサーチしたのですが、悪い噂は聞きませんでした。プラドシリーズは後発商品でまだ年数が浅いということもあるかもしれませんが、粗悪な商品は施工後すぐに色々噂が出ますからね・・・。その辺りも一度使ってみようと思った理由の一つです。
アルファウッドは弊社での施工実績は7~8年になりますが、横板が外れた、すごい反った、たわんだ、などのクレームは1件もありません。お子さんがボールを蹴って横板が割れて交換した、というのはありますが、それ以外の問い合わせというのがありません。このあたりも自信を持ってお勧めしている理由ですがプラドワンもこれから年数を重ねることで自信を持ってお勧めできる商品になっていってくれればと思います。