2018年08月10日(金)08時20分
5年前に工事をさせていただいたS様からウッドデッキの再塗装の依頼がありました。
S様邸で使用した材料はハードウッドの中でも世界最高級と言われる「イペ材」。
無塗装(メンテナンスフリー)でも25年以上の耐久性がある木材です。
5年前に工事をした時は、「無塗装でデッキを作って、1年後に色が抜けてシルバーグレーになるよりは、塗装をしてこげ茶のデッキが良い」ということで、弊社でも珍しいのですが、ハードウッドに塗装を施してデッキを作りました。
こちらが施工当時、完成した時の写真です。
サドリンクラシックのチークを塗っているのですが、カラーサンプルと比べてみるとかなり明るめの色になっています。これはイペ本来の色がまだ残っていることと、(ハードウッド全般に言えることですが)木材自体に油分が多く含まれているために塗装の吸い込みが悪く、塗料本来の発色が出ない、という理由があります。
これが1年ぐらい経ち、油分が抜けたり、木が痩せたりしてくると塗料の吸い込みがよくなるので、本当は1年後ぐらいに再塗装をしてあげると塗料本来の色が出てきれいな仕上がりになります。
今回は5年が経過しているので塗装の吸い込みもよく、塗料本来の色がきれいに出ました。
こうやって比べてみると本当に同じ塗料なのか?と疑いたくなるレベルですが^^;
(下の写真はカメラのせいで実物よりかなり濃く見えています)
続きでは色が抜けた再塗装前のデッキの様子などをアップしますので、気になる方はご覧ください!
さて、写真をみて気付いた方もいるかもしれませんが、今回の再塗装に合わせてデッキのサイズを縮小しております。
元々のデッキだと大きすぎて使いきれていない、ということだったのですが、お子様も大きくなってきたので、デッキの上ではなく、地面で遊ぶ機会が多くなってきたのかもしれません。今回はほぼメールでのやり取りだったので詳しく話をきけていないので、なぜデッキを小さくしたのか未だ謎なのです…^^;
ま、理由は置いといて5年経過したデッキの様子がこちら。
縮小した後の写真ですが、イペ材は色が完全に飛んでしまってシルバーグレーになっています。フェンスの裏側など陽があまり当たらない箇所は元々の塗装の色が残ったりしていますが、ほぼ全面、シルバーグレーになっています。
施工当初、5年後、再塗装後です。
フェンスの部分で見比べてみても色の変化が面白いですね。フェンスの横板はデッキの床面に比べると色の飛びが少ないように感じました。太陽の当たり方が違うから色の抜け方が違うのかもしれません。
今回、5年ぶりにデッキをまじまじと見て思ったこと…。
それは5年が経過しているのに木材自体に割れやソリがほとんど見られなかったという事です。
写真でもわかると思いますが、どの床材も大きな割れが見当たりません。ソリなどもほとんど見られずに5年前に工事をしてくれた職人さんも「5年経過して“コレ”なら世界的に評価が高いのも分かるな~」と言っていました。
一部、ササクレが見られた部分がありましたが(ステップの床面)、
ここ以外は気になる箇所はありませんでした。
この木材自体の安定性(割れやソリが起きにくい)のも最高級と言われる「イペ材」の大きな特徴ですね。改めてその実力を目の当たりにして、これから今まで以上に自信をもって「イペ材」をご提案することができそうです。
ただ、ただね、高いんですよイペ材…。
世界的に人気があり、価格が高騰してしまっているので、ちょっと金額面ではお勧めしにくくなってきているのも事実です。5年ぐらい前は人工デッキと比べてもそんなに大きな価格差は無かったのですが、最近は人工デッキより2割か3割近く高くなってしまっています。
でもそれを凌駕するイペの魅力がありますからね~。悩ましい所ですね^^;
ハードウッドを積極的に使っているエクステリア会社は香川県ではスウィートガーデン以外あまりないと思います。ウッドデッキは人工じゃなくて、本物で!それもハードウッドで!その中でも最高級のウリンやイペで!という人は一度ご相談ください^^
もちろん、人工デッキやソフトウッド(国産杉、レッドシター、ヒノキなど)、防虫防腐加工をして国産杉なのに耐久性が20年以上ある「エコアコールウッド」などの取り扱いもしておりますので、こちらもお気軽にお問い合わせください。特に「エコアコールウッド」は生産会社から直接仕入れが出来るので他社よりもお安く施工出来ますので~。
最後は営業になってしまいました、ごめんなさい。
では、また。