2017年11月15日(水)05時37分
真っ白い外壁がとってもきれいなK様邸。
このお家の外観、スウィートガーデンのブログでよく見るぞ…と思った方はするどいですね^^;
そうです、気密断熱に優れたお家を建てることで有名な「西建住宅」様のお家です。
実はK様邸。私が新築を西建住宅様に頼むかどうか悩んでいた時にちょうど建てられていた家で、工事途中に家の中を見せてもらって、気密や断熱について話を聞いたちょっと思い出のある家なんです。
K様が来店されて、最初に建築図面をコピーさせてもらう時に西建住宅様の家と気づき、話が盛り上がりました。後でわかったのですが、西建住宅様の社長が知らないところでスウィートガーデンを紹介してくれていたそうです。ありがとうございます(。-_-。)
さてさて、こちらもビフォーアフターでプラン内容をご紹介!
こちらは工事着工前。
まあまあ車の通りが多い道路に面したK様邸。お庭より車の出し入れを優先して建物より前面は構造物を設けずにコンクリートをメインにすることに。
工務店さんが作ってくれたウッドデッキ。
広々としているのですが、交通量の多い道路から丸見えで、なかなか有効に使えていないという場所。
カーポートも欲しいという事だったので、一番東側に延長タイプのカーポートがついています。延長タイプというのはカーポートの奥行き(一般的に5m、5.4m、5.7m)に自転車やバイクを置くために1.4m奥行きが長くなるタイプです。K様邸では奥行延長タイプにすることで、ウッドデッキ部分に1mぐらいですが屋根が掛かるようになり、デッキのところで飼っているメダカの水鉢に雨が入らないように、またモノを置いてても濡れないようにするために設置しました。
メダカの水鉢に雨(大雨や長雨)が入ると水があふれてメダカが何回か逃げてしまったそうです。
デッキの前にはメンテナンスの要らない木樹脂フェンスで目隠し(本当に最近お問い合わせが多く、設置することが多い目隠しフェンスです)、木樹脂の扉は無い為、木目調のアルミ門扉を隣に設置。
近くでよーく見ると若干の色違いや素材が違うので質感も違うのですが、遠目だとほぼ分かりません^^;
車が止まっている車庫側に扉が開く(外開き)と危ない(ちゃんと扉がしまっておらず、風で空いて車に当たるなど)ので、通常の開き方になる「内開き」にしたいのですが、車庫のコンクリートからウッドデッキの床面が50㎝ほど高くなっているので、柱を特注で頼んで設置しました。
あーそうそう、扉の柱に干渉するステップは一度解体して作り直しています。このあたりもオールラウンダーに工事を請けれるスウィートガーデンならでは?の特徴かもしれません。ハードウッドという硬い木を使っていたので、簡単に外して組みなおす、というのが難しいんですよね…。
ポストが無かった!(3年近くも…、あ、表札も…)ので、今回新たにポストを設置。ネームシールつきでコンパクトに仕上げました。深緑の色が明るい葉っぱのオリーブとマッチしてとってもきれい。外壁も建物基礎も真っ白に塗装してあるので、色がとても引き立ちます。
裏に回って勝手口の部分。
建築当初から屋根をつける計画はあったそうで、屋根を取り付ける用のボルトが外壁から飛び出ています。
最初に書きましたが、気密断熱に優れた西建住宅様の家は、外貼り断熱という工法を取っており、分かりやすく書くとかたーい発泡スチロールで家の外側を全て包み込んでいる外壁になります。
硬い発砲スチロールといっても釘やビスというものが効かず(打ち込んでもしっかりとまらない)、テラス屋根をつけたい場合は予め下地を入れておかないといけないのです。下地が無い場合、外貼り断熱のお家にテラス屋根をつけることは出来ませんのでご注意を…(独立式という外壁に屋根を止めないタイプのテラスがありますのでご安心を!)
今回は下地を入れてボルトが出ているので問題なく取付が出来ました。
隣りが大きい工場なので、しっかり目隠しが出来るようにと前面スクリーンとサイドは目隠しフェンスとアルミ扉を設置。これで安心して洗濯物が干せる環境になりました。
屋根の下はこんな感じ。
人工芝とジョイント式のタイルを貼っています。
ここ、実は当初は予算を抑えてコンクリート仕上げのポーチだったのですが、あることがあって人工芝などを貼ることになったのですが…
ちょっと文章だけでは分かりにくいのですが、勝手口のすぐ脇に2F部分の壁(バルコニーのような感じで1F部分は壁がない)があり、テラス屋根は勝手口のところ(2Fの壁にピッタリくっついている)までなんですが、床のコンクリートは2Fの飛び出た壁の下(写真だと勝手口の奥にある奥まった空間)まであるんです。
で、先ほど完成写真で見せたアルミのフェンスと扉がついている部分から北側の外周に出れるようになっているため、コンクリートの水勾配を南から北に向いて取ったんです。北から南へ水勾配を取ることもできたのですが、扉から出入りすることを考えた時、少しでも外周の砂利敷きと段差が小さい方が良いと思って南側から北側へ水勾配を取ったんです。
完成して引き渡し後、雨が降ったときにK様から「屋根の下が濡れていて困る」と連絡がありました。K様は屋根の何処かから雨漏りしているのでは?という事だったのですが、現地を見て分かりました。
はい、原因は先に書きましたが、水勾配を南から北へ取っており、南側の屋根の掛かっていな部分に降った雨が北側へ流れ、結果、屋根が付いているにも関わらず屋根の下が濡れる、ということでした。
うーん、これは本当に盲点というか思い及ばなかったというか…( ノД`)
写真は残っていないのですが、雨が当たる部分のコンクリートを壊して、その部分だけを南側に傾斜をつけてみたのですが、形がイビツなのと見た目が悪い…。
K様とどうしましょうか、と相談しているときにジョイント式のタイル(タイルの下に床を傷めないように樹脂製の足がついているのでタイルの下を水が流れ、タイルの表面は濡れない)貼ってくれても…という提案があったので材料を調べてみるとピンキリですが、6~10万円近くはお値段がしそう、また元々ジョイント式タイルを貼る計画をしていないので寸法が合わない(ジョイント式タイルはカットが出来ない)こともあり、なかなか難しい話に…。
施工的に間違いはない(よく出入りをする扉側の段差が低くなるように水勾配を設定)のですが、雨を避けるために設置したテラスの床面が濡れるのはお客様の立場からすると「ちょっとマテオ」(阪神タイガースファンならクスっと笑えるところです)状態。
という事で、K様提案のジョイント式タイルに寸法が合わないところを解消するために人工芝を周囲に貼ることで了承をもらいました。もちろん、K様への追加工事ではなく、スウィートガーデンの責任で工事を行いました。
工事に思わぬトラブルやミスなどは付き物ですが(もちろん無いのが一番ですが…)、その時にどう対応するのかで会社として、また個人としての評価につながってくるので、目先のことにだけではなく、先のことも見据えながら、そしてお客様にとって良い選択をしていければと思います。
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