Sweet Garden

オリーブアナアキゾウムシ

2016年05月24日(火)10時05分

昨日、お客様から庭のオリーブが虫にやられていてどうすればよいかメールがありました。

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オリーブにつく害虫は「オリーブアナアキゾウムシ」「ハマキムシ」「スズメガ」が代表的ですが、お客様から送られた写真のように幹の根元を食い荒らすのは「オリーブアナアキゾウムシ」です。

ほっておくと幹の内部を一周するように食害をし、上部に栄養がいかなくなり、葉の状態が悪くなり、最悪、木自体が枯れてしまうこともあるオリーブにとって最大の天敵!といっていいような存在です。

毎日オリーブの様子を見ていると根元辺りに木くずが落ちてゾウムシの発生に気付くのですが、大抵の場合は葉っぱが枯れてきて気付くので発見が遅れがちになります。とりあえずゾウムシを発見したら早急に対処しましょう!

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こいつが樹皮の中に忍び込んで食害をするオリーブアナアキゾウムシの幼虫です。

お客様のところには土をかき分けると3匹ほど出てきたそうです。ちょっと気持ち悪いですが、箸などを使って捕殺しましょう。

見えないところにも潜んでいる可能性や、また卵を産み付ける成虫をやっつけない限り、完全な駆除が出来ませんので、薬剤を使って駆除する方法を書いておきます。

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ちなみにこいつが成虫です。
非常に硬い殻に覆われているので、地面に落として靴で踏んづけてもなかなか死にません。小豆島のオリーブ畑を運営している人のブログに完全な殺し方を写真つきでアップされていましたが、なかなかのもんです。とてもマネして写真を撮れないので文章で書いておきます。

アナアキゾウムシを捕まえて、口(先端のとんがったところ)を持って背中側にフン!と曲げると首が取れます。これでご臨終だそうです。

捕まえた場合はこのような方法で完全に駆除してください。

で、薬剤を散布する場合ですが、スミチオン乳剤を50倍に希釈して、根元に散布します。かなり濃い濃度になりますので、葉っぱにかかると葉が枯れてしまうので、散布には十分注意してください。

またアナアキゾウムシが空けた穴にスポイトなどを使って薬剤を注入し、粘土やテープなどで蓋をすると穴の中にいる虫に効果があります。あと成虫は夜に木を上下に移動するので幹に散布した薬剤の上を歩くことで駆除できます。

薬剤を散布しても完全に駆除出来ない可能性もあるので(蛹(サナギ)の状態だと薬剤が効きにくい)、木の根元をきれいにして、新たな木くずが発生しないかしばらく確認してください。

発見が遅れ、対処も遅れると本当にアッと言う間にオリーブが枯れてしまいますので、葉っぱの状態が急に悪くなった、根元に新しい木くずが落ちている、などに気付いたら薬剤を散布するか、弊社までお問い合わせください。

協力業者さんにお願いして、害虫、病気などの発生については翌日、遅くても翌々日には薬剤の散布を行える体制を整えておりますので…。もちろん、初めてのお客様で同様に対応しますので、お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせはコチラまで

株式会社スウィートガーデン
高松市西山崎町716-8
0120-21-4128(フリーダイヤル)
info@sweetgarden.biz(メール)

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