Sweet Garden

LONDON DAY2,Royal Botanic Gardens, Kew NO.5

2010年08月24日(火)09時02分

キューガーデンズで感じたこと。思ったこと。

いやぁ、長かったですね。ここまでくるのが。
もう少し紹介の仕方を考えないと、英国庭園散歩だけで今年のブログ更新が終わりそうです。

さて、キューガーデンズで感じたことですが、やはり一番大きいのは「国力」でしょうか。
国全体で植物のこと、また植物を通して心を育てることを考えていると云う事。

何故、キューガーデンズにこれほど多種多様(各地域)の「種」(原種・種類)があるのでしょうか?
それは大航海時代の略奪の歴史があるからだと思います。
ようするに、キューガーデンズに保管されてる多くの「種」は権力や武力によって集められたらしいのです。

しかし、英国は植民地の独立運動や他国の発展などを目の当たりにし、自分勝手に、力だけではダメだ、ということに気付いたのではないでしょうか?

相手を思いやり、力を寄せ合って、協力する大切さを気付いたのだと思います。

しかし、犯してしまった過去は戻りません。
それならば、略奪して持ってきた植物だけど、これを未来にキチンと受け継いでいこう、と思い、キューガーデンズを運営しているのだと思います。

実際に(略奪された)国の発展によって失われてしまった植物が数多くあるそうで、キューガーデンズで保存をしていなかったら、本当にこの地球上から無くなってしまった植物があるようです。

過去の歴史からくる、国をあげての植物に対する想い。
この広大なキューガーデンズを荒れることなく、きちんと管理されている姿を見ればその想いが伝わってきました。

IMGP2730.jpg

このように一般の家族が手入れを行なっている場面にも出会いました。

また別の機会で紹介しますが、キューガーデンズ内の至るところに休憩できるベンチが置いてあり、そのベンチの背面をみると、個人の名前が書いてあります。
訪れた人が休めるように、とベンチを寄付しているそうです。

先のブログで書きましたが、募金を募るなど、決して楽な経営状況ではありませんが、英国は閉園や手が足りず荒れ放題になることは決してないと思います。

キューガーデンズで感じたこと。
日本では感じることが出来ない、植物やガーデンに対する想い。
この想いに少しではありますが、触れることが出来たロンドン2日目でした。

次回からは「Wisley Garden」ウィズリーガーデンをご紹介します。

株式会社スウィートガーデン
香川県高松市西山崎町716-8
URL http://sweetgarden.biz
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TEL 087-885-6145
FAX 087-885-6140
担当 土居周司

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