NO.41 香川県高松市 T様邸
サットフェンスに囲われたプライベートガーデン
カテゴリ:新築ガーデン&エクステリア
スタイル:シンプルモダン
施工時期:2023年5月
施工期間:8週間
参考予算:600万円
旗竿地で道路から15mほどが進入路になるT様邸。
車を頭から入れて敷地内で転回するのか、最初からバックで進入するのか、という所からデザインの打ち合わせがスタート。最終的には転回スペースを作る形でデザインをして、2台用のカーポート、サイクルポート、植栽、といったところが建物の北側東側になりました。
一方、南側のお庭になる部分は600角の大きいタイルデッキと周囲からの視線が気にならない目隠しが必要、ということで目隠しを何で作るのか、というのが予算を含めての大きな課題でした。
T様は建物の着工前(2022年6月)に相談に来られたので工事着工(2023年4月)まで約10ヶ月、あーでもないこーでもない、と修正を重ねに重ねてデザインや素材を決めていきました。
サットフェンスはブログに記事をあげたので詳しくはそちらをご覧いただくとして、タイルデッキの周りに高さ2mの壁はどうなんだ、圧迫感はないのか、と心配しましたが、外壁からサットフェンスまで4m弱と距離があったので圧迫感は感じず、周囲からの視線を気にせずにゆっくりと寛げるスペースとなりました。600角のタイル張りはサンプルを取り寄せて選んでいただいのですが、弊社の確認不足で最初に届いたのがT様が選んだ色と違っていました(大汗)
いや~、この仕事を初めて24年ぐらいになりますがここまで大きな金額の材料発注ミスは初めてです。ダメ元でT様に色を見てもらいましたがサットフェンスと色が似ていて壁と床のメリハリが無い、ということでT様が選んだ色でタイルを取り直して張りました。
(20㎡分の600角タイルのベージュが在庫であります!お安くしておきますのでご興味のある方、是非お問い合わせを…)
サットフェンス施工前と施工後。さすがに外からみると高さ2.8m程度の壁なのでそれなりの高さを感じますが、西側は水路があるので歩いていても圧迫感は感じませんでした。これだけしっかり囲われているのでリビング掃き出し窓のカーテンを閉めることなく過ごされているそうです。
600角のタイル、かっこいいですねよね。平田タイルのベレンという商品です。
サットフェンスの足元にはLEDの埋め込みライトを4箇所仕込みました。壁に光が当たった感じや光量を見てもらうために器具を1つ取り寄せて事前に確認をしてもらったのですが、完成してからLEDを点灯したらイメージより暗かったそうです。器具を交換したら光量をアップすることも出来るのですが、それは勿体ないということで当面はこのまま使用することに。埋め込み系は簡単に変更が効かないので事前に確認してもらったのですが、うーん、なかなか難しいですね…
植栽はメインツリーにアオダモを植えました。下草を除いてそれ以外の樹木はT様に選んでいただきました。取引先の植木屋に一緒に行き、実際に木と値段を見てもらい探したのですが、アオダモはメインだから、と予算をオーバーして選んだのですが、背景となる外壁より少し背が低く、樹形が見事なアオダモを選ばれました。また他にもハイノキなどを選んだのですが、その他の木は控えめにしたのでトータル予算は見積金額を下回ることになりました。T様お買い物上手です!
足元のゴツゴツした石は庭師が置いたのは多い、ということで減らす作業にはT様も参加^^; この辺りの感性、バランスは人それぞれなので一緒に作業していただけると助かります(あ、作業はせずに見守るだけで十分ですw)。
あとこちらは化粧立水栓なんですが、T様がインスタか何かで施工例を見たらしく、水受けをゴツゴツした石にしたい、ということで水受けを地面に埋めて石で隠すデザインとなりました。こちらもオリジナリティがある仕上げですね。
T様、最初のご相談から完成まで長い期間ありがとうございました。工事が完成したときにはプレゼントと心のこもったメッセージをいただきました。とても喜んでいただき本当に良かったです。また何かありましたらお気軽にご連絡ください。工事ご依頼、ありがとうございました。