2015年08月02日(日)10時21分
7月29日と30日に東京で行われている「タカショー ガーデン&エクステリアフェア2015」に行ってきました。
写真は「エバーアートボード」というタカショーさん一押しの新商品を使ったもの。本来の使い方は天然の竹垣や人工竹垣と同じようにお庭の背景に使ったり、ブロック塀のリフォームに使ったりするものなんですが、52種類?ある様々なアートボードを使ってディズプレイとして使うのもなかなかオシャレだったり。デザイン事務所に受けそうな気がするんですが…。
1社単独でこういった新商品の発表会を行うのはエクステリア業界では大変珍しく、タカショーさんの勢い、またこれからに賭ける熱意を感じます(今年だけじゃなく毎年行っています)。
夕方の17時からは著名人?を招いてのパネルディスカッションや懇親会もあり、全国の知り合い同業者にも久々に会うことが出来て大変有意義な時間を過ごせました。
アートボードを使ったリフォーム例。
ブロック塀やマンションなどの背の高いコンクリート壁にアートボードを貼ってリフォーム。フレームポーチという木目調のアルミ商品でパーゴラを組み、シェードで日よけ。お庭の雰囲気がグッと変わっているのが分かります。
アートボードを使ったガーデン用シンク。
既存のシンクはステンレス製のシンプルなものや、強化プラスチックを使ったレンガ風のものなどで、少しお庭に提案するのに抵抗がありましたが、こちらのデザインならあらゆるお庭に自然に溶け込み、雰囲気よく使えそうです。お値段はやはり高いですが…。
少し画像が荒いですが、アートウッドフェンスの新作が出ていました。
高さ1mのフェンスを2段重ねて高さ2mになっているのですが、通常目につくフェンスとフェンスの継ぎ目部分もほとんど気にならないデザインになっています。こちらも竹垣に変わるアイテムとして坪庭などの背景に使うことが出来そうで、今回一番気になった商品です。
こちらはフェンスの中にライトが組み込まれているもの。
こういった新しいアイデア商品もたくさんあり、目をひきました。
ライト関係もタカショーさんが押している商品で、電気資格の要らない12V(ローボルト)に加え、大規模なお庭により使いやすくした24V(同じくローボルト)の新商品、また実際にライトを設置したらどうなるか、という展示スペースもあり、こちらもかなり勉強になりました。
パネルディスカッションの風景。
写真は休憩時間のものですが、ざっと人の数を計算しても300~400人ぐらいいます。すごいですね(汗)
思えば、7年前。
2年前に亡くなったうちの父親が今回と同じタカショーさんエクステリアフェアに参加して、基調講演で徳田千夏さんの話を聞いて感銘をうけ、父親がタカショーさんに交渉して、その年の4月から始まっていた徳田千夏さんが講師を務める「ガーデンインスティチュート」に途中から参加できるようにしてくれました。そこで全国(と言ってもやはり関東圏が中心でしたが)から勉強に来ていた同業者と知り合い、親交を深めて、時には刺激を、時には励ましあいながら切磋琢磨したものでした。
今回のパネルディスカッションはこの業界の著名人に、建築家さん、大手ハウスメーカーに勤める建築家兼ガーデンデザイナーさん、ガーデン会社のデザイナーさんの3名の合計4名でのディスカッションでした。
その後隣の会場で懇親会があり、上にも書きましたが、「ガーデンインスティチュート」で一緒に学んだ方々や、「E&Gアカデミー」で一緒だった業界最大手グランド工房の代表中村太郎さんや講師の松下さんなどにお会いして、昔話やこれからについて熱く語り合いました。
ここ数年は県外に出張することもなく、香川に閉じこもっていましたが、やはり刺激と情報を求めて積極的に県外に行かないとダメですね。来月はディーズガーデンの研修会に、また年内にはインスティチュートで一緒だった岡山県の三井商会さんを訪ねようと計画中。心機一転、初心を思い出し、「お庭づくり」に今まで以上に真剣に取り組んでいこう、と思った今回の出張でした!