2011年03月23日(水)10時49分
こちらのコニファーの剪定依頼のご相談をお請けしました。
あ!っという間に大きくなってしまうコニファー(今回はゴールドクレスト)。
地上部の成長は早いのですが、根っこのほうはそれほどでもなく、よく台風などの強風時に倒れることが多い樹木です。
今回、剪定のご依頼を請け、現地に確認をしに行ったのですが、大きさと建物までの距離の近さにちょっとビックリしました。
かなり家に近いところに植えられているところを見ると、ホームセンターなどで売っているのは30cmぐらいのかわいいものを最初に植えたのではないでしょうか?(業者が植えたのだったらちょっと問題アリですね)
一度、高さを止めようと幹を剪定されたのか、頂点が二又に分かれていました。
根付いて、成長し始めるとあっという間に大きくなるので、本当に要注意です。
剪定のご依頼だったのですが、
①南側のサッシのすぐ脇で日当たりを悪くしていること
②建物基礎間近に植えられており、葉っぱが建物外壁に接していること
③大きくなったコニファー類を小さく仕立て直すのは無理であること
④これ以上大きくしないようにするには毎年剪定をし続けるしかないこと
を考えると、剪定を行うより思い切って伐採するほうが良いのではないかと考えました。
お聞きしてみると、剪定するか伐採するか悩んでいたようで、上記の理由をお伝えすると伐採することになりました。
命あるものを伐採することは心苦しいのですが、樹木を生かすことにより、日照条件の悪化やランニングコストが毎年かかり、お施主様に負担がかかる事を考えると、伐採することが今回の場合は最善の策でした。
(ゴールドクレストくんごめんなさい)
コニファーは10数年前に一大ブームで色々な家庭に植えられました。
そのコニファーが今では倒壊の恐れがあったり、巨木になりすぎて手に負えなくなったりして、伐採されていることが多くなってきています。
マチュアーサイズ(最終樹形)まで考えて、本当にこの場所に植えていいのか、将来なにか不具合が起きないのか、根っこは大丈夫なのか、などなど、色々なことを考えて樹木を植えなくてはなりませんね。
しかし、その部分を考えてお施主様にお伝えするのは我々の仕事。
全ての樹種についてマチュアーサイズや管理方法などの知識を持っておくことは不可能ですが、提案する際は責任を持つ必要があるので、必ず植えるものについて調べるようにしております。
最終的にはお施主様の判断となるわけですが、そこに至るまでは将来という「時間」も見据えてご提案しなければなりません。
と格好よく書いておりますが、経験しなければ分からない部分も多くて・・・
許されるなら造園屋さんで数年修行したいなぁ、と本気で思っているのですが、そうもいかず・・・。
おっと話しが逸れました。
さて作業のほうですが、近隣の方の協力もあり、ユニックを使っての作業が出来た為1時間弱の工事となりました。
(根元に近いところで二又に分かれていました こちらだけでもかなりのサイズです)
伐根といって根っこまで掘り起こして撤去しようと思うとかなり大変です。
なので今回は地際で切って上部だけを処分しました。
コニファーがなくなった事により、室内に朝日が差し込むようになりました。
今回の工事は幹を地際で切断、上部を撤去処分して、税込み10,000円の工事でした。
コニファーに限らず、手に負えなくなった樹木や剪定などのご依頼は1本からご相談をお請けしております。
ただし、樹木の種類、足場の状況や、搬出条件によって金額が変わりますので、もしご依頼を考えている方がいればお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせはコチラまで
↓
株式会社スウィートガーデン
香川県高松市西山崎町716-8
URL http://sweetgarden.biz
info@sweetgarden.biz
TEL 087-885-6145
FAX 087-885-6140
担当 土居周司