プロ野球　セ・リーグ25日開幕

2011年03月18日（金）06時35分

プロ野球のセ・リーグが当初の予定通り25日に開幕することを決めました。

私は大の阪神ファンですが、この決定に納得出来ません。

ある球団会長の鶴の一声でセ・リーグの25日開幕が決まりました（本当かどうかは分かりませんが、その後の発言を聞く限り、主導しているのは間違いないでしょう）。

その方は

「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、大戦争のあと、３カ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」

と発言。

今回は選手から開幕反対の声が上がっているのに、先の大戦争の選手がやりたいと声があり…を理由にするのはおかしい。
選手会が開幕延期を提案しているのを知っているのでしょうか？

その後球団社長やセ・リーグコミッショナーが「国からの指導・要望によっては中止もある得る」と発言してますが、今の現状を見て、国から要望を受けないと中止に出来ないって、あまりにも自分勝手で情けない。

企業である以上、売上げ・利益を追求するのは当然。
試合数の減少や夏場の電力不足による中止の可能性、すでに売れてしまったチケットの払い戻しなど、中止にすれば売上げや利益が落ち込むでしょう。今のうちなら試合が出来るから、といって少しでも試合を行いたいと考えているのはあまりにも自分勝手過ぎる！

計画停電で思うように仕事や工場を稼動させれない人たちが沢山いるのに、自分たちは23区内・横浜市・名古屋市・神戸市・広島市と停電に関係ないからといって、明かりを煌々とつけ、ナイターを行おうとする気が知れない。

まだ余震が続き、原発問題も未解決。
計画停電によって電車は本数を減らし、会社は残業をさせないよう指導して早めに帰宅させるので、毎日駅ではすごい混雑。

そんな状況下で人を集め、地震などで被害が起きたらどうするの？
夜遅くなり家まで帰れない人が出たらどうするの？

どうしても開幕するなら、ナイターは止めてデーゲーム。
球場は安全と電気を考慮して、全て関西以西（もしくは中部以西）にする。
必要経費以外は全て義援金に充てる。
毎回球場で選手たちが先頭に立って募金活動を行う。

最低でも上記のことぐらいを考えて、実施することを前提に25日に開幕する、と発言してほしいですね。

ま、関東で開催される球場の試合にはほとんど人は入らないでしょう。
起きてほしくありませんが、ファンや選手に何か被害が起きてから、真っ青になり中止を発表するんでしょうね。

野球賭博や八百長問題に揺れる相撲界同様、今回の件で野球界も腐っていることが改めて証明されました。

ファンの人が勇気を持って、試合を観戦しない、開幕延期に声を上げ続けることを期待しております。
私も被災地が落ち着きを取り戻し、復興に向けて進みだして、心が落ち着くまでは、野球を見ることはないでしょう。
もう一度、開幕について再考していただき、「開幕延期」という判断を下して欲しいと思います。