NO.69 香川県綾川町 O様邸
魅せるカーポート ❝カーポートSC後方支持2台用❞
カテゴリ:エクステリア工事
スタイル:シンプルモダン
施工時期:2024年4~2024年5月
施工期間:1ヶ月
参考予算:200~250万円
弊社では初めての施工となるLIXILのカーポートSC後方支持2台用。
完成して思った感想は「魅せるカーポート」だな、でした。カーポート単体でここまでカッコいいのは今まで無かったんではないでしょうか。
ポリカ屋根のカーポートとの大きな違いはやはり屋根材。アルミ形材で作られる屋根がカーポート全体の見た目、特にシンプルでスッキリとした印象を与えつつ、高級感も感じられる(というか実際に高級ですが…汗)。また色の組み合わせ(柱と屋根)で印象がガラッと変えれるのも特徴です。
ポリカ屋根より屋根の重量があるのは見た目にも明らかなので柱基礎はしっかりとメーカー仕様通りに施工しています。あ、お伝えし忘れてましたがここのお施主様は建設業関係の会社にお勤めなので、柱基礎、タイルの下地コンクリート、駐車場コンクリートは施主様の会社で工事をされています。スウィートガーデンはカーポート組立、タイル張り、機能門柱の設置とエクステリアデザインの設計を行いました。
タイルは300*600角張り。表面の模様が美しいですね。前面道路の傾斜(坂道)がきついので駐車場の水勾配とタイルの形状に施主様と頭を悩ませました。
横から写真を撮ると駐車場の水勾配がキツイのがよく分かります。
こちらはフロアハッチといって雨水桝や汚水桝を隠すための商品。アプローチにきれいなタイルを張っても途中に丸くて白い蓋が見えるとちょっと残念な気分になりますが、こちらの商品を使えばほとんど気にならなくなります。点検する時は蓋を持ち上げれば下から雨水桝や汚水桝が出てきますので、水回りのトラブルがあっても安心です。
機能門柱はオスポール。ネット販売しかしていないので一般の人が買っても私達のようなエクステリア会社が買っても同じ値段…。LIXILや三協アルミが同じような商品を販売してくれているのですが値段がどうやっても勝てない。ま、これ以上は書きますまい。
写真の奥側に建物外壁に白いものが見えていますが、これはライトのトランス(100V→12Vに変圧)です。4月の時点では白いボックスしか無かったのですが6月に黒いボックスが新発売されたので現在は黒いものに交換してあります。建物などを黒系で統一されていた現場だったので黒いトランスが発売されたのは助かりました。
今回の後方支持タイプは他メーカーにも色々商品がありますが、最大のメリットはカーポートの前側に柱が無い、ということ。特に前面道路幅が4mと狭い場合はカーポート前側に柱がないと車の出入りがかなりスムーズになります。また写真からも分かるように前側に柱がないと駐車スペースが広く感じます。
反対に注意点としてはどのメーカーのカーポートも柱基礎が必要になる、ということ。既存で駐車場コンクリートを打っている場合は一度柱基礎の大きさでコンクリートを解体する必要があります。解体費用は馬鹿になりませんので後方支持タイプのカーポートを設置したいと思っている場合は必ず駐車場コンクリートと一緒に施工するようにしましょう。お金を貯めてあとから、と考えていると痛い目に遭うかもしれません。
柱基礎はカーポートの形状により多少変わりますが、1m×1m×深さ65cm、もしくは1m×2m×深さ65cm程度は必要となります。今回のカーポートSC後方支持や三協アルミのダブルフェース、四国化成のマイポートNEXTなどの柱がカーポートの後方や側面に建つ場合は1m×2m×深さ65cm程度の基礎が必要です。気をつけましょうね。