土間コンクリート表面のサビ

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土間コンクリート表面のサビ

2024年09月11日（水）07時43分

昨年工事したお客様から土間コンクリートの表面にサビが出ている、と連絡があり、コンクリート内部（今回ならワイヤーメッシュという鉄筋）からサビが出ているようなので見に来てください、ということでした。

写真を送ってくれたのでひと目見て分かったのですが、これはコンクリート内部からのサビではなく、コンクリートに含まれている骨材（セメント、砂、石など）から出ているサビです。

以前にも同様な事例があり、その時に調べたのですが現在のコンクリートはリサイクル骨材を使っているようでリサイクルされる中で金属片や木片、ゴムチップなど様々なものが混入する可能性があるそうです。金属片だとサビが、木片やゴムチップだと時間の経過とともにポロッと取れてコンクリート表面が凹んだりすることもあります。混じっている金属片やゴムチップなどは米粒と同じ程度の大きさなので凹みが出来てもほぼ肉眼では気づかない程度ですが…。

また石も鉄分を含んだ石（鉄鉱石）が混じっているとサビが出ることもあります。

ということでコンクリート原材料に含まれているものがサビの原因なのでアフターメンテナンスの対象にはならないので気になるならお客様の方で掃除をしていただくようになるのですが、今回のお客様は来週から着工する現場の施主様とお友達で色々後押しをしてくれていたようなので、その御礼も兼ねて「今回だけは」ということで掃除をしてきました。

ブラシでこすっただけで気にならない程度にサビは取れたのですが、念の為、塩酸を薄めて軽く洗浄しました。サビの原因になったものはブラシでこすった時に取れてしまいどこかへ行ってしまったので金属片なのか鉄鉱石なのかは分かりませんが、米粒2つ程度の大きさだったようです。