2018年12月10日(月)08時14分
昨日子供を連れてゆめタウンに行き、食料品売り場で買い物をしようかな、という時に後から「すいません」と声を掛けられました。
振り向いてみると小学1年か2年生ぐらいの男の子がいました。
「サービスカウンターってどこですか?」
と聞かれたので「この通りをあっちに行ったほうやけど…」と言っている途中に
「迷子なんです」と。
「あらら、そりゃ大変だね、一緒に行こうか?」と言ったら「うん」というのでサービスカウンターまで行くことにしました。
2階のおもちゃ屋さんに居て、お母さんは近くのショップを見に行くということで別れたらしく、待ち合わせにした場所に行ってもお母さんが居なかったので食料品売り場にいるかな、と思って1階に下りてきたという話。
子供が不安になって待ち合わせ場所から動いてしまい、親とはぐれてしまう、よくある迷子のパターンだな、と思いながら話しを聞いていたのんですが、さすが男の子、迷子といってもしっかりしてる感じ。
「家にキッズ携帯を置いてきたからお母さんと連絡が取れなくて」
「ほうほう、それは困ったね。迷子になったらサービスカウンターに行くってお母さんに言われてるの?」と聞くとそうではなくて自分で考えて行くとの事で、ますますしっかりしている子やな~と感心しました。
「お名前は言えるよね?住所は分かる?」と聞くと「住所は分からない」と答えが返ってきましたが、よくよく聞くと地番が分からないだけで〇〇町までは言えたのでそれなら大丈夫だよ、と話しながらサービスカウンターに着きました。
サービスカウンターの人に事情を話し、男の子は椅子に座って自分の名前を伝えてたので「えらい、えらい」と思いながら、この子の親が来るまで一緒に待つべきかどうか考えたのですが、親がすぐに来るとは限らないし、こちらも買い物がある、それに男の子はしっかりしているし、と思って「じゃあおじさんは行くからね」と声を掛けました。
少し行きかけてサービスカウンターの人がマイクで呼び出しをかけている姿を見て、自分の子供に「ああやって呼び出してくれるんだよ」と話をしながら何気なく後ろを振り返って男の子を見ると…
服の袖口を使って溢れでる涙を一生懸命拭いてました。
うそーーん!
しっかりしていると思っていたのでその涙の姿にちょっと衝撃を受けて、慌てて男の子のところに戻り、「だいじょうぶ、だいじょうぶ、すぐにお母さん来るよ、来るまでおじさんが一緒におったあげるけん」と声を掛けました。
そうだよね、しっかりしてそうに見えても小学低学年(だと思う)の子供。そうとう不安だったんだと思います。しゃべっている姿をみて勝手に大丈夫だと判断し、自分の買い物を優先しようとした自分が情けない。ごめんよ…。
話しかけて少しして涙が止まった頃、お母さんがやってきました。
はー、良かった。無事にお母さんと出会えたので今度こそ買い物に行くことにしました。
食品売り場へ向かって歩き出した後ろから「どこに行っていたの、動いたらだめじゃない」(怒ってはいないです)というお母さんの声。
次女に「ママだったら勝手に行ったらいかん!ってカンカンに怒るよね~」「怒る前に大丈夫だった?って心配して欲しいよね」と言うと「ママは絶対怒るけど、パパだったら心配してくれそう」だって。
ふふふ、パパは怒らないけど子供が迷子になってはぐれてしまうと「どうしようどうしよう」と慌てふためくので迷子にならないでくれよ!